メッサリナ

解説

一九二四年九月米国では、エフ・ビー・オー社が発売した。「クオヴァディス」「シーザー」「アントニーとクレオパトラ」等と同じくエンリコ・ガッツォーニ氏の監督になったもので、氏は原作及び脚色もした。主役はリナ・デ・リゲロ伯爵夫人で、その他もお馴染みのない人々のみである。ローマ帝国が未だ栄華を極めていた頃の物語で、壮大な時代映画である。無声。

1924年製作/イタリア
原題または英題:Messalina

ストーリー

ローマの女王メッサリナは絶世の美をもって皇帝クロウディウスの寵を専らにし、自らの勢力を殖す為に巧みに皇帝を操っていた。メッサリナは放縦淫蕩な女性で、日夜恋を猟っては残虐な笑みを浮かべているのであった。ペルシャから送られて来た若く美しい奴隷がメッサリナの目を引いた。その奴隷にはエジプトのミリト姫も想いを寄せた。二人の女性の間には恋の闘争が始まったが、奴隷はどちらにも笑顔を見せなかった。恋の遂げられぬ恨みからミリット姫は奴隷の命を絶たんとしたが、メッサリナは彼を救い出した。皇帝クロウディウスの命を縮めんと計ったメッサリナの毒計は見破られて、彼女はその美しい肉体を兵士の刃にかけられてしまう。

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