巌窟王(1918)

解説

歴史小説の作家として有名なるフランス文豪大アレクサンドル・デュマ氏の同名の作物よりプークタール氏が脚色並びに監督したのである。原著は既に黒岩涙香氏の著した『巖窟王』や谷崎精二、三上於莵吉両氏の訳した『モントクリスト伯爵』によって周知の事であると思う。それ故、此処には単に八つの篇の名を掲ぐるに止めて置く。「エドモン・ダンテエ」「モンテクリストの宝」「慈善家」「船乗サンバッド」「巴里の征服」「三つの復讐」「カドルース最後の手柄」及び「懲罰」。俳優の役割はよくわからないがダングラル男爵に扮するのはサラ・ベルナール座のコラース氏である。(無声、全十二篇)

1918年製作/フランス
原題または英題:Le Comte de Monte-Crist

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