白孔雀

解説

「染まぬ花」級の旧式ドイツ映画から「ドクトル・マブゼ」級の新進気鋭のドイツ映画にうつる過渡期の映画で、E・A・デュポンの監督。脚本のパウル・レニ氏は最近に自社を設立して製作に従事している新鋭の人である。出演は、グリット・ヘゲーザ嬢とロベルト・ショルツ、ハンス・ミーレンドルフ氏、グリット・ヘゲエザ嬢、ロベルト・ショルツ氏。無声。

ドイツ
原題または英題:The White Peacock

ストーリー

踊り上手のジプシイの娘マリラはヴィオロン弾きのノルベルト爺に買い取られたがノルベルトが死後はツウパンに養われ二人で寄席芸人となって暮らして居た。そのうち領主のクロス卿に見染められて結婚するが二人の身分の相違から常に面白くなかった。遂に彼女は卿の為彼の許を去った。そして踊りの名手として各地を巡業して歩いたが或る所でその舞姿を卿のために見出され、二人の交情は昔に廻ろうとした。かねてからマリラを慕っていたツウパンは彼女の許に来て強迫したが、マリラはツウパンを銃殺してしまった。その時マリラの劇場は火を失し、マリラはその犠牲となった。卿は再びマリラに会い得たが、彼女は冷たい屍であった。

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