海に憧れて

解説

「真紅の恋」「硝子の家」で溌溂たる脚色監督を見せたイタリア映画界期待の監督、ジェンナロ・リゲリ氏の映画である。マリア・ヤコビニ嬢主演。無声。

1920年製作/イタリア
原題または英題:Caina

ストーリー

地中海の一孤島サルディニアに生い立った娘カイナは、単調な孤島の生活に倦いて常に大洋に乗り出したいと願っていた。賑やかな祭の夜、彼女は折から碇泊中の帆船に忍び入った。かくて親を棄て恋人アゴスティネドゥを棄てた彼女は船長ペテルに伴われある港に泊まったが、男の恥辱に堪えかね、故郷恋しさの一念でサルディニアに帰って来たが既に父親は死し、母親にも棄てられ狂気となった恋人の投げた石に頭は砕かれ、淋しい浪の打ちよせる岸辺で彼女は冷たい屍となった。

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