宝石の行方

解説

原作は悪事を働く人々の哀れな最後までを描いたもので第六巻までは活劇ばかりと云っていい。主役のオイゲン・クレッパー氏はドイツで名ある人。「夜半の晩餐」のシビル・モレル共演。無声。

1921年製作/ドイツ
原題または英題:Das Geheimnis der Spielholle von Sebastopol

ストーリー

ジプシーのカッチャはダニコフ公爵に救われた。が実は公爵は盗賊の大親分で遂にはカッチャも公爵共々に悪事を働く身となった。ロシア皇太后の宝石を盗み高飛びしてセバストポールに逃れては、又大金を賭博場に詐取する。更にロンドンに渡って、クロムウェル卿に化装して財産を横領しようとする。この時ダニコフはカッチャを棄てねばならぬように仕向けられ、カッチャの忠実なる友人の誤解の刃に倒れ、カッチャもまた川に身を沈めた。

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