隣の娘
解説
前半が無邪気なおはねなお嬢さんの話で、後半が男と女とが互いに貴方を愛しますと口に出さずに術策を弄し合い、相手をおのれに降服させ様とする物語。ジャン・ケム氏の監督、フランス文芸院会員ヴィクトル・シェルブュリエ氏の原作、メロビアン氏の撮影。出演は、主役をジェヌヴィエーヴ・フェリクッス嬢、相手役にジャン・ウォルムス氏、そのほか「三仮面」のシャルロット・バルビエ・クロース夫人、コメディ・フランセエズ座のジャーヌ・ファーベル嬢など。無声。
1920年製作/フランス
原題または英題:Misr Rovel
ストーリー
ロヴェルの母親は女優でおのれの容貌の老いんとする事と娘の美しく成長した事から、早く誰にでも娘を嫁にやろうとする。一髪千鈞の危さに立った娘は秘術を尽して全ておのれが寄寓して憎からず思ったレイモンの心を捕えんとする。この男今は女に心の窓を閉じたなれど、娘の奇策縦横に、ここを千途と渡り合うが遂に娘に対する恋心を叫んでしまう。おくび私は愛しますと。
全文を読む( を含む場合あり)
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャン・ケム
- 原作
- ヴィクトル・シェルブュリエ
- 撮影
- メロビアン
全てのスタッフ・キャストを見る