性に群がるハイエナ

劇場公開日:

解説

マリファナを飲み、セックスをし、犯罪を行なう、ハイエナのような狂った世代を描いた作品。監督は、アングラ出身のラリー・ケントで、彼自身が製作、脚本を兼ねている。撮影はポール・バン・デール・リンデン、音楽はザ・サイド・トラックスが担当。出演は、やはりアングラ舞台出身のアストリ・ソロビック、ラニー・ベックマン、ピーター・マシューズ、ジョイス・ケーなど。

1968年製作/カナダ
原題または英題:High
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1969年10月11日

ストーリー

トム(L・ベックマン)は、この世はすべてギブ・アンド・テイクとわりきり、金のために何でもするというハイエナのような若者だった。そんなトムは、ある日、図書館員のビッキー(A・ソロビック)と知りあい、ビッキーの友人シルビア(J・ケー)と三人で、乱交とマリファナの恍惚境にひたった。それからは、ビッキーの部屋でいっしょに暮らすようになった。しかし本能のままに生きる二人は、たちまち無一文となり、盗みや詐欺など、数々の犯罪をくりかえした。そんな彼等にはホモの男や、中年紳士は、絶好のカモだった。こんな日々を続けるうち、ついにビッキーは、彼女を抱こうとした男を撲殺した。が今では罪悪感もない彼女は、殺した男の車に乗って、トムを残して一人どこへともなく去っていった。

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