南海のともだち

劇場公開日:

解説

ベンクト・ダニエルソンの脚本による海の冒険を描いたセミ・ドキュメンタリー。製作・監督は新人のトニー・アンデルバーグ。撮影はベンクト・ダルンデ、水中撮影はベンクト・ビェリェソン、音楽はレナト・フォルスの担当。出演は、主演のバリ・バリ坊やにローランド・グレンロスが扮し、傍役はスウェーデンのベテラン・スターが、多数出演している。

1969年製作/スウェーデン
原題または英題:Villervalle in the South Sea
配給:東和
劇場公開日:1969年8月23日

ストーリー

賑やかで、やんちゃなのでバリ・バリ坊やとアダ名されているローランド坊や(R・グレンロス)のお父さんは、スウェーデンに住むお医者さま。ある日、そのボトマン博士は国連のユネスコ機関から、南海に住む原住民たちの生活条件調査を依頼された。任期は一年、北国のスウェーデンから太陽のサンサンと輝やく南海の島々へ。おばあちゃんに博士夫妻、バリ・バリ坊や、姉のレナリサの一家は、あげてラロイア群島へ出発することになった。長い航海ののち、やっと南海の島々に着いた。ふりそそぐ太陽の光エメラルドの海、緑の島々。目をうばうばかりの鮮やかな色彩の花とタムレの音楽が、色を添えている。潮の香りのする外の芝生でのタヒチ料理に一家は大喜びだった。タヒチ島で一日を過ごしてから、一家は翌日小舟に乗ってラロイア群島の中心に移った。村長をはじめ、島の人らは一家を大歓迎。早速床にサンゴをしきつめたヤシの葉製のファレ(小屋)に住むことになった。バリ・バリ坊やは、裸で遊べるので大満足。さっそく海岸で亀取りに夢中になり、島の漁師の子供カオコと仲良しになった。そしてカオコ少年の案内で冒険にみちた生活を始めることになった。色とりどりの美しい魚の群、鮫のいる海での奇妙なタコとりや大亀とり。真珠貝とりでは、危うく坊やは鮫に食べられてしまうところだった。台風にあって、おばあちゃんとレナリサと無人島でロビンソン・クルーソーのよう生活をしたり。一年は、あっという間に過ぎてしまった。

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