ふたつの太陽

劇場公開日:

解説

脚本・監督をヒューバート・フランクが担当、性を通して描いた青春映画である。撮影はミハエル・マルスザレク、音楽は「激しい女」のハンス・ハンマーシュミット。出演は「早熟」のマリー・リシュダール、トーマス・アスタン、カリン・シューベルト、ルネ・ショーネンベルガーなど。

1968年製作/ドイツ
原題または英題:Willst du ewig Jungfrau bleiben?
配給:松竹映配
劇場公開日:1969年9月20日

ストーリー

ウェルナー(T・アスタン)とハリー(R・ショーネンベルガー)は、若さにまかせて気ままな生活を楽しんでいる学生。ある日二人は、ビルの屋上で肌を焼いている全裸の美女二人を見つけた。彼女たちを何とかものにしたい苦心さんたん、彼らはジープーにのっているそのエバ(M・リシュダール)とイボンヌ(K・シューベルト)を発見、早速後を追った。郊外の湖のほとりで彼女たちと言葉をかわすチャンスを得たがお目あてのエバは、ウェルナーにモーレツなヒジ鉄をくわせた。このエバの父親アルフレッド(A・アラーソン)は、裕福で女性関係もはなやか。だが、年頃になったエバが気になっていた。一方、妻はいっこうにとり合わない。エバは、どうもイボンヌのようには奔放にふるまえない。ある日、エバとイボンヌはヨットで洋上に出た。一方ウェルナーとハリーはエバの家に押しかけていた。留守番のエバの母親(I・V・バーゲン)は大歓迎。寝室に二人の若者をひっぱりこんで大サービスをした。ヨットでは、エバは父親が愛人を抱いているのを見てショックを受けた。エバは、その女をモーターボートにつないで、洋上を引きずり回した。避暑地の街では若い男女がいたる所で愛を語り愛の行為にふけっている。エバは、その光景を見ながら悩んだ。エバたちを追ってウェルナーとハリーがやって来た。だが、エバは何としてもウェルナーの愛を受け入れられない。ハリーとイボンヌは、すでに刺激的な愛を分かち合っていた。やがて、ウェルナーを特別な目で意識し始めたエバは、美しい庭園の木蔭で彼を受け入れた。こうして、彼女は、次第に女として開花していったのである。

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