女の歓び
劇場公開日:1968年9月28日
解説
バルジェ・ニーベルグの脚本を「痴情」のジョー・サルノ監督がスウェーデンに渡って撮った作品。撮影はアーケ・ダルクビスト、音楽はレイフ・ハンセンが担当した。出演はグン・ファルク、グニラ・イベンソンの二新人のほかに、「禁断」のラルス・リンド、ハインツ・ホッフなど。製作はベルト・サンドベルイ。
1968年製作/スウェーデン
原題または英題:kvinnolek
配給:大映第一フィルム
劇場公開日:1968年9月28日
ストーリー
リサ(G・ファルク)は三十歳の独身美人デザイナー。最近、仕事が落ち目で、その私生活は、かなり荒れていた。そんなある日、妹夫婦と田舎の別荘に出かけ、隣家の一人娘イングリド(G・イベンソン)を紹介された。イングリドは十七歳。セックスには強い関心を持っている娘だ。二人は意気投合し、リサは彼女にモデルになるようすすめた。リサを信じないイングリドの母親は、娘がモデルになることに反対したが、イングリドは一人、リサのもとへやってきた。ボーイフレンド、ハラルドに対する不満も、うっ積していたのかも知れない。リサは、かわいいイングリドを夜の街につれだしたり、店のセールスマンのヤールに彼女とデイトするよう頼んだりした。そして彼女の留守中リサは助手のニルスに愛の告白をしたが、彼は女性に興味を持たないタイプの男だった。一方、イングリドは、ヤールと関係をもち、かつて得たことのない満足を得たのだった。だが彼女は妊娠の心配をし、その悩みをリサに告白。リサはイングリドが急にいとしく見え、いつか二人は、心理的にではあるが、女と女の異常な関係に進んでいった。そしてイングリドはハラルドの求婚を拒否し、次第にリサに甘えていった。そしてある夜、シャワーをあびたあと、裸身の二人は、抱きあいながら、ベッドに倒れこんでいった。二つの白い肌が、こきざみにふるえ、夜目にもくっきりと、快楽の渦が、うかびあがった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョー・サルノ
- 脚本
- バルジェ・ニーベルグ
- 製作
- ベルト・サンドベルイ
- 撮影
- アーケ・ダルクビスト
- 音楽
- レイフ・ハンセン