ジョーカー野郎

劇場公開日:

解説

ドキュメンタリー映画出身の新鋭マイケル・ウィナーが原案・監督を担当した作品で、怒れる若者たちの大胆な犯行を描いたサスペンス喜劇。脚色はディック・クレメント、イアン・ラ・フレネの二人。撮影はケネス・ホッジス、音楽はジョニー・ピアーソンが担当した。出演は「ローマで起った奇妙な出来事」のマイケル・クロフォード、「幽霊島」のオリヴァー・リード、「北京の55日」のハリー・アンドリュースほか。製作はベアン・アービードとモーリス・フォスター。

1967年製作/イギリス
原題または英題:Joker
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1968年8月3日

ストーリー

マイケル(M・クロフォード)と兄のデビッド(O・リード)は、英国のいわゆる怒れる若者たちである。が、彼らの怒りとやらは悪質ないたずらで、大学や陸軍士官学校でつぎつぎに放校処分をうけた。上流階級に属する彼らの両親は無軌道な息子に手をやき嘆いたが、息子たちにも彼らなりの言い分があった。そして二人は世間を驚かすようなことをしたかった。それには犯罪が早道。大犯罪をやり、罪に問われることなしに大衆の英雄になる--これが二人の望みだった。そしてロンドン塔に秘蔵されている王冠を盗む計画を立てた。まず王冠を盗み出した告白書を書いて厳封したうえ知り合いの銀行支配人と弁護士に送り、彼らに合言葉を使った電話で通知したら、七日後に手紙を開封するように頼んでおく。つぎに王冠を盗み、手紙を開けた銀行支配人と弁護士が警官に知らせたら二人は王冠を返す--という段取りであった。計画通り実行するため、二人は行動を開始した。陸軍士官に変装して内部をさぐったり、アリバイづくりの打ち合わせをしたり……。そして実行、王冠盗みは成功した。世間は大騒ぎ。兄弟は快哉を叫んだ。そして王冠を返す日、なんと、かくした場所に王冠がない! 兄弟は言い争う。そこへ警官隊の来襲。弟マイケルの裏切りでデビッドだけが投獄された。デビッドはガール・フレンドを使って弟に復讐するため、彼のアリバイくずしにかかった。マイケルはゲームに負けたと思った。だが最後まで警察をからかう決心。警察の追求を完全に出しぬいた。だが結局は捕えられて投獄。兄弟は、王冠を盗んだ場所、ロンドン塔に幽閉された。そして、いかにして脱獄するかを企らんでいる。

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