脱走計画

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解説

フレデリック・グランデルの長編小説『セレモニー』をベン・バーズマンが脚色し、俳優ローレンス・ハーヴェイが初めて製作・監督・主演したサスペンス・ドラマ。撮影はブライアン・ウェスト、音楽はブレンダン・レッドモンドが担当。出演は「暴行」のローレンス・ハーヴェイのほかに、「素晴らしきヒコーキ野郎」のサラ・マイルズ、ロバート・ウォーカーなど。

1965年製作/イギリス
原題:The Ceremony
配給:松竹映配

ストーリー

北アフリカのタンジールにある刑務所では、ショーン・マッケンナ(L・ハーベイ)が死刑執行を一時間ばかり後にひかえていた。彼は銀行を襲った時、警備員が発砲しようとしたので、誤って射殺してしまった。彼には殺意はなかったが法廷では認められず銃殺刑を宣告された。看守長(J・アイランド)はあらためてショーンに金の隠し場所を尋ねた。もし自供すれば死刑は免がれ、数年間刑に服するだけで釈放になる約束だったが、彼は自供を拒んだ。ショーンの情婦キャサリン(S・マイルズ)はショーンの弟ドミニック(R・ウォーカー)と彼を救い出すべく刑務所の下見にやって来た。ドミニックが教誨師に化けて刑務所に忍び込む計画を立てたのは、兄弟愛からではなく、兄の女キャサリンと盗んだ金を独占して逃げる約束が出来上がっていたからである。いよいよ計画か実行に移された。けたたましく鳴るサイレンの音、あわただしく行きかう警官隊を後目にショーン、ドミニックは首尾によく脱出、キャサリンとホテルで落ちあった。キャサリンとショーンはいつまでも抱きあっていた。最早彼女はショーンとは離れないことを悟った。ドミニックはそんな二人をみると怒り、金と女を要求してショーンと激しく殴りあった。ドミニックは追っ手の気配を察してひとり逃げたか、警官隊に追われ車を大破し、逮捕された。しかし生命こそ助かったが彼の顔は焼けただれ、誰とも分らなかった。死刑の場に臨んだ警官たちは、そんなドミニックの姿に驚いて銃を空に向けて発射した。だが看守長の弾丸はドミニックを貫通していた。その時教誨僧に伴われたショーンが現われた。茫然と立ちつくす警官たちの間をショーンは弟ドミニックの死体を抱いてゆっくり看房へ歩いて行った。

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