「ゲット・アウト」プロデューサー、ジャネール・モネイ主演のスリラー「アンテベラム」21年秋公開

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「ゲット・アウト」（2017）、「アス」（19）のプロデューサーが手掛け、ジャネール・モネイが主演するスリラー「アンテベラム」が、今秋公開される。

「ゲット・アウト」「アス」を世に送り出したプロデューサー、ショーン・マッキトリックが新たに放つパラドックス・スリラーで、グラミー賞候補の常連シンガーでもある実力派女優モネイが、恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンをひとりで演じ分ける。順風満帆の日々を送っていた主人公ヴェロニカが、突如として奈落の底に突き落とされていく様を描きながら、外界と隔絶した極限状況下に囚われているエデンという女性をめぐるアナザーストーリーが展開し、誰もが意表を突かれる仕掛けが用意されている。人種差別問題などに関する公共広告やドキュメンタリーを製作してきたジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツのふたりが、アメリカを揺るがしている人種や政治の分断というテーマを扱い、スリラー・ジャンルの常識をも破壊する問題作に仕上げた。

博士号を持つ社会学者で人気作家でもあるヴェロニカは、優しい夫、幼い娘との幸せな家庭を築き上げていた。ある日、ニューオーリンズでの講演会に招かれた彼女は、力強いスピーチで拍手喝采を浴びる。しかし、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、ヴェロニカの輝きに満ちた日常は突然崩壊し、究極の矛盾をはらんだ悪夢へと反転する。一方、アメリカ南部のプランテーションで囚われの身となり、過酷な労働を強いられているエデンは、ある悲劇をきっかけに、奴隷仲間とともに脱走計画を実行する。

2021年秋にTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。