劇場公開日 1966年12月3日

「意外と馬が不気味です」マドモアゼル(1966) 恩田かーやさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5意外と馬が不気味です

2014年7月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

今話題の『トラウマ映画』という事でレンタルしました。

パッケージの、男を見上げるヒロインの美しさに対して、物語に出てきたのは、ちょっと顔の角張ったオバサン!

これって一昔前にAV業界でよくあった『パッケージ詐欺』だよね?と思ったら、

このマドモアゼル!
どんどん綺麗になってくんですね~( ̄0 ̄;

と、書くと『冴えない中年女が恋して磨かれて……』という例のアレと誤解されてしまいそうですが、

この女『自分の欲望のままに好き放題しまくって内面から輝いてってしまうんですね~』と、書くとやっぱり誤解されそうなんですが……うーん

エロの面では15Rのトラウマとゆーか
「わっかりやす~っ!」って感じなんですが

白黒画像で撮られた明るい森はなんだか
点描画の様に見えて、それが生理的に気持ち悪かったり、馬の演技が上手すぎて(ダジャレじゃないです)今にも喋り出しそうだったり……

死の場面が妙に静かで、それがかえって、
じんわり怖かったり、

なんだかマドモアゼルの怒りの沸点も
「もーちょっと話し合ってみてもいいんじゃ
ない?」って思ったんですが、

そーゆー人間もいるって事や、
観ていて「この時代の貞操倫理ってこんなだったっけ?結構、思いきった事やっちゃってるよ!」って、今の私が感じる点が
トラウマ映画の由縁だったりするんでしょーか?
σ( ̄∇ ̄;)

恩田かーや