夜の来訪者のレビュー・感想・評価
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一夜の悪夢
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2015年の物を見た。
イギリスの上流階級の一家とその娘の婚約者が集まった食事会の場に、グールという警部が現れて一人の女性の自殺を巡る尋問を開始していく。という物語。
グール警部とは何者だったのかについて、私は優しい死神の様な者なのではと思う。
貴族の我儘や面子の為に冷遇された結果自殺に追い込まれた女性の無念に寄り添い、彼らに罪を自白させる事で正しく断罪させようとした優しい死神。
そうでなければ父、母、婚約者はなんだかんだと罪から逃れようとしかねないからなぁ。
終盤、憤慨する母に娘が「やめて、お母さん。わからないの?」っていうシーン好き。
原作は確か戯曲なのだとか。
舞台で観てみたいなとも思った。
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惹きつける
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家族全員ひとり一人の意地悪さや過ちで同じ女性を不幸に落し入れる、そのため上流家族が崩壊しそうとなる、その語り口にドンドンと引き込まれ、納得させられる、いや 〜待てよ、何かオカシイ? そこからひとひねりラストへ、90分位だから飽きさせずに話が進む、いや〜面白い作品に久々に出会いました。人には優しくしなければいけません。
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