キム・ドン

劇場公開日:

解説

トー・ホアイの脚本をノン・イックダットとブー・ファムトウが監督した日本初のベトナム映画。撮影はグー・グェン・ホンとグェン・クァン・トゥアン、音楽はドー・ミンが担当した。出演はレー・タン・フォン、ホアン・エン、シー・クー、ロン・バン、グェン・ゴックホア、チャン・ディン・トーなど。

1963年製作/ベトナム
原題または英題:Kim Dong
配給:共同映画
劇場公開日:1965年3月13日

ストーリー

一九四三年、仏領インドシナの北の三つの省に解放戦線が活動を始めた。カオバン省につくられたピオニール(救国少年隊)の最初の隊員がキム・ドン(レー・タン・フォン)である。彼は十五歳、いつも釣ザオをもちキュウカン鳥をつれている。キム・ドンと仲間たちは、保安隊の警戒をしりめに情報の連絡をしたり、ゲリラ隊の幹部を案内したりしていた。そしていつかは、キム・ドンの兄ザオのようにゲリラの闘いに参加したいと願っていた。ある日ザオは逮捕され、キム・ドンは兄の言いつけどおり医師クォンを山まで案内した。目的地に向かう途中、医師は敵につかまり、強制労働の現場につれていかれたキム・ドンは、とんちを働かせ、水牛にのって逃げだした。その騒ぎに医師もキム・ドンを追って脱走、無事に彼の任務をはたした。その夜、キム・ドンの家では、敵に逮捕されたため死亡した父の法事があった。この法事を利用して、ゲリラの幹部たちが集会している。その時保安隊が急襲してくるのを見たキム・ドンは、彼らを救うため、身を挺して保安隊を誘導した。そしてキム・ドンの若い命は散っていった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く