もしお許し願えれば 女について話しましょう

劇場公開日:

解説

ルッジェーロ・マッカリと「三月生れ」のエットーレ・スコラが共同でシナリオを執筆、エットーレ・スコラが演出した艶笑譚。撮影はサンドロ・デヴァ、音楽は「昨日・今日・明日」のアルマンド・トロバヨーリが担当した。出演は「史上最大の喜劇 地上最笑の作戦」のヴィットリオ・ガスマン、「夏物語」のシルヴァ・コシナ、「太陽の誘惑」のアントネラ・ルアルディ、「ローマで夜だった」のジョヴァンナ・ラリ、「女の部屋」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、「危険なデイト」のジャンヌ・ヴァレリーなど。

1964年製作/イタリア
原題または英題:Sa Permettete Parliamo di dome
配給:松竹映配
劇場公開日:1964年12月20日

ストーリー

案ずれば損をする 良人が野良仕事に出て、妻はひとり留守番をしていた。そこへ猟銃を待った男(ヴィットリオ・ガスマン)が夫を訪ねてきた。ただならぬ様子だ。夫を殺しに来たのでは……と早合点、夫の危難を救おうとその男にからだを捧げてしまった。その男、実は銃をかえしに来たのに……。おもて笑顔でうちしかめっ面 アルバート(ヴィットリオ・ガスマン)は年に似ず茶目っ気たっぷりで、楽天主義者として人気がある。そのくせ、家に帰ると子供には異常にキビしい。信ずるに価せぬは人間ということ。よその女房を寝取るよろこび 色男(ヴィットリオ・ガスマン)が街で会った女とその女の寝室で一時を過ごしていると、女の亭主が帰って来た。彼女も役者、うまくその場をゴマ化した。浮気とは、両性の積極性に存在するということ。結婚式風景 男(ヴィットリオ・ガスマン)と女(アントネラ・ルアルディ)がけだるい朝を迎えた。時間を気にして女が帰ってから、男は教会の鐘が伝える結婚式の音をきいた。ふとみると、花嫁は先刻の女だった。じらしにじらす結果は 男(ヴィットリオ・ガスマン)はマルゲリータ(シルヴァ・コシナ)とドライブしていたが、彼の男としての欲求を女は邪ケンに拒否した。あるモーテルで、やっと彼女を口説き部屋の様子を見にいくと魅力的な女中がいた。表でマルゲリータは長い時間待たされた……。高級パン助と無賃乗車 自家用車族専門のツジ君かいる。交渉が成立すると紳士は女の車に消えて去る。タクシーが拾えなかった男(ヴィットリオ・ガスマン)は、乗り捨てられた車の側に立っていると女(ジョヴァンナ・ラリ)から招きがあった。男は自分のアパート前まで走らせ、いともスマートに礼を言って車をおりた。ミイラとり 妹をダマした男の所へ行った兄貴に男はすばやくグラマーを紹介をした。まんまと男の作戦にひっかかった。善人はダマされ易いもの。女のはらいもの 優雅な貴婦人(エレオノーラ・ロッシ・ドラゴ)に呼ばれた屑酒屋は彼女の寝室から出て来た。そして呟いた。「女のはらいものはゴメンですぜ」。知らぬは亭主ばかりなり 女房の情夫を殺した男(ヴィットリオ・ガスマン)が二日間の仮出獄を許された。女房(ジャンヌ・ヴァレリー)の懇願のカイだった。そして数力月後、女房が面会に来て赤ン坊が出来たという。男はよろこんだ。新しい情夫との子とも知らずに。二日間もそのためのトリックとも知らずに。

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