俺は殺られる!

劇場公開日:

解説

「人間の絆」のケン・ヒューズが脚本を書き、演出したサスペンスドラマ。撮影はウォルフガング・スシッキー、音楽はケニー・グラハムが担当した。製作はフランク・ゴッドウィンとケネス・ハイマン。出演はアンソニー・ニューリー、ジュリア・フォスター、ロバート・スティーブンス、ウィルフレッド・ブラムベルほか。

1962年製作/イギリス
原題または英題:The Small World of Sammy Lee
配給:昭映フィルム
劇場公開日:1964年5月30日

ストーリー

ソーホーの街は博奕打ちや、バンド屋などが集まる、ふきだまりだ。サミー(アンソニー・ニューリー)は、そんな街でストリップ劇場の司会をしていた。ところがサミーは、以前にノミ屋から借りていた博奕の金を返済する期限がきて、その対策に頭をいためていた。そんなとき、かつてサミーがドサ廻りをした時、口から出まかせをいって別れた、田舎娘パチイ(ジュリア・フォスター)が訪ねてきた。サミーはパチイを劇場のウェイトレスにさせると、早速市場で食料品店を経営する兄ローを訪ね、金の無心をした。しかし弟をおもう、ローの必死の金策も妻の反対によって断念せざるをえなかった。思案にくれたサミーは、ウィスキーの密売や、スイス製の時計の密売を手伝って、そのサヤを稼いだ。そして約束の時間直前に金は揃った。が、ほっとしたのもつかのま、もらった金は小切手だった。約束は全部現金だ。ハリーはパチイを連れ出し、北部地方行きのバスに乗せて、自らも逃走を計った。しかしその寸前、サミーは借金をした相手、貸元コーナーの用心棒につかまり、コーナーの待つ巣窟に連行された。コーナー一味の激しい私刑がくりかえされた。サミーは、息たえだえになりながら、なおも生への執念に燃え、のたうつのだった。

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