ビザンチン大襲撃

劇場公開日:

解説

パオラ・バルバラとプリモ・ツェリオのストーリーを、ロベルト・ジャンヴィティとアレッサンドロ・フェラウが脚色し、「マチステ」のカルロ・カンポガリアニが監督した古代スペクタクル。撮影はアンジェロ・ベイストロッチ、音楽はカルロ・サヴィーナ。出演者は「カルタゴの大逆襲」のジャック・パランス、「二十歳の恋」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、ガイ・マディソン、カルロ・デ・アンジェロなど。製作はジルベルト・カルボーネ。

1962年製作/イタリア
原題または英題:Sword of The Conqueror
配給:UA
劇場公開日:1963年5月25日

ストーリー

西暦五六六年、大臣の進言を受けたゲピダエ国王は、勇将アマルキ(ガイ・マディソン)を総指揮にロンバルド王国を襲ったが、ロンバルト王アルボイン(ジャック・パランス)の精鋭の前に破れ去った。大臣に敗戦の責任を追及されたアマルキは、ロザムンダ姫(エレオノーラ・ロッシ・ドラゴ)の弁護にもかかわらず位を剥奪された。二人は愛し合う仲で子供まであった。一方、戦いに勝ったアルボインは、ロザムンダ姫を妻にという講和条件を弟に持たせゲピタエ国へ送った。講和成立を祝う武道大会が開かれた。大臣が秘かに仕組んだ槍を使ったアマルキは、弟を刺殺してしまい王に投獄された。この悲報を知ったアルボインは激怒し、再びダエ国を攻略した。このためゲピタエ王は死んでいった。これに勢いを得た王は、大臣の耳打ち通り牢中のアマルキを殺害しようとしたが、逃げられてしまった。アルボインとロザムンダ姫の結婚式が始まった。その夜、アルボインは安全のため大臣を虐殺した。一方、山ヘ逃げたアマルキは、近在の部族の勢力を借りると一挙に城へ攻めこんだ。祝い酒に酔ったアルボインの兵は、秘密の地下道から忍び入ったアマルキの奇襲にひとたまりもなかった。ロザムンダの寝室で展開されたアルボインとアマルキの決闘も、ロザムンダの怨みの一突きに、アルボインはあえない最期をとげた。再び勝ちえた平和を喜ぶ家臣の中で、ロザムンダとアマルキは、ゲピダエの再興を堅く誓うのであった。

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