復讐の血戦

劇場公開日:

解説

ピエルヴィットリオ・マルキとアルフォンソ・ルッソの共同脚本により、アクション物で売り出したグイド・マラテスタが演出したスペクタクル映画。撮影はヴィンセンツォ・セラトリース、音楽はジャン・ステッラーリとグイド・ルブスキが担当。出演者は「プロディガル」のエドモンド・パードム「狂った本能」のロッサナ・ポデスタ、「カルタゴの大逆襲」のリヴィオ・ロレンツォン、ルチアーノ・マリンなど。マリオ・バルトリーニとジュリアノ・シモネッチーの共同製作。フェラニアカラー・ディアリスコープ。略筋 西暦五六八年の春、アルプス山脈の一寒村ニシヤでは村人たちの平和な生活が営まれていた。村長のトリヨク(エドモンド・パードム)と隣村ルタールのスルグートは友達同士で今日まで仲良く過ごして来た。ところがこの平和を乱す事件が起きた。スルグートの息子コーボ(リヴィオ・ロレンツォン)がトリヨクの美しい婚約者ダーナをはずかしめた上、無惨にも殺してしまったのである。トリヨクは復讐に身を燃やしたが、コーボは彼の目をのがれ折からイタリー征服の途にあるロンゴバルト蛮族の隊に身を隠した。そして二年。父の死を知ったコーボは、いやがるリアノーラ(ロッサナ・ポデスタ)を伴って帰郷した。帰ってからのコーボは、トリヨクの復讐に備え、戦いの機会を狙った。そのためこの平和な寒村の村民達は防備の作業に狂奔した。やがてトリヨクとコーボの戦は火ぶたを切った。トリヨクの旗色は悪く、コーボは日夜酒宴に酔い痴れた。一方ニシアの村は食糧が欠乏し、手負いの戦士は増大するばかりだった。再度の攻撃も失敗したトリヨクは単身敵陣に乗り込んだが、そこで逃亡を計っていた婚約者リアノーラを助け出して村に帰った。女を奪われて激怒したコーボはニシアの砦に総攻撃を加えた。味方の形勢の非を悟ったトリヨクは、コーボに一騎打を挑んで戦の終結を計った。手斧を持って決闘する二人、やがてコーボは倒れ首領を失った一族は四散した。そしてトリヨクとリアノーラの間には愛が芽生えるのだった。

1960年製作/イタリア
原題または英題:La Furia dei Barbari
配給:映配
劇場公開日:1962年7月27日

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