裸の鏡

劇場公開日:

解説

ロンドンの売春組織の実態をあばいた犯罪ドラマ。リー・ヴァンスとジョン・レモントが共同で書き下したシナリオを、日本初登場のジョン・レモントが監督した。撮影に当ったのはブレンダ・J・スタッフォード。音楽担当はフィリップ・グリーン。出演しているのは「フランケンシュタインの逆襲」のヘイゼル・コート、「息子と恋人」のドナルド・プレゼンス他、ビル・オーエン、ロバート・ビーティなど。製作はノーマン・ウィリアムズ。

1959年製作/イギリス
原題または英題:The Naked Mirror
配給:東急
劇場公開日:1961年9月22日

ストーリー

売春組織のボスだったオーギー(テレンス・モーガン)は、三年の刑を終えて裟婆に出た。入獄中、ゴーラーという男に情婦ズィーナと縄張りを奪われたオーギーは、再びボスとして返り咲く決心だ。彼はズィーナの居所を探り当て、不利な証言をした女の頬を殴りつけた。そこへ駈けつけたゴーラーに自分が入獄中に儲けた金の五割を要求したが、相手はせせら笑うだけだ。オーギーは昔の仲間を集めてゴーラー一味に対抗しようと図った。が、誰も応じない。ある日、女性ポートレート専門の写真家ジェセルに逢ったオーギーは妙案を思いついた。まず素人写真家相手のスタジオと、モデル養成所を作る。そして、素人写真家にヌード・モデルを提供し、売春をさせるという仕組みである。しかも、隣室から鏡を通して客と女の濡れ場をカメラに収め、その写真をネタに客をゆすろうというのだ。彼はゴーラーの乾分から三週間分の売り上げ金を奪い豪華なスタジオを作ってジェセルを主任にした。モデル志望のミルドレッド(ヘイゼル・コート)に心惹かれたオーギーは、しばしばナイトクラブに誘った。ヌード撮影の最初のカモは銀行頭取アーノルドだ。オーギーは同房の仲間で出所してきたスペティギューを仲間に加え、大きく儲けた。やがてゴーラー一味との対立は激化したが、ミルドレッドが彼の悪事を探るために派遣された婦人警官だと知ったオーギーは、裏切られた怒りから彼女を殺そうと図った。そのとき、警官隊が逮捕にきた。オーギーは拳銃で応戦、スタジオの裏口から逃れようとして、アーノルドに撃たれた。彼はミルドレッドをののしりながら息絶えた。

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