劇場公開日 2024年9月13日

  • 予告編を見る

可愛い悪魔(1958)のレビュー・感想・評価

全3件を表示

4.0ラスト数分、ジャン・ギャバンの名演。

2025年12月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

単純

1958(日本は1959)年公開、フランス映画。
122分。

【監督】:クロード・オータン=ララ
【脚本】:ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト
【原作】:ジョルジュ・シムノン〜『可愛い悪魔』

主な配役
【アンドレ・ゴビヨ】:ジャン・ギャバン
【イヴェット・モーデ】:ブリジッド・バルドー
【ヴィヴィアヌ・ゴビヨ】:エドヴィージュ・フィエール
【マゼッティ】:フランコ・インテルレンギ
【ジャニーヌ】:ニコル・ベルジェ

◆サスペンスとは感じないが。。。

『メグレ警部シリーズ』はじめ数多くの推理小説をのこしたジョルジュ・シムノンが原作者。

原作を読んでいないので、どれほど映画化に際してアレンジされたかわからないが、脚本はとてもよく出来ている。

まるで、ジャン・ギャバンとBB(べべ、ことブリジット・バルドー)のために描き下ろしたかのような作品。

さまざなサイトを見ると、
サスペンスあるいは、クライムサスペンスのカテゴリーに入れられている。
私はそう思わなかった。

◆秀逸な邦題

原題は、『En Cas de Malheur』。
直訳すると、「不幸の場合に」や「災難が起きた際に」のようになる。

だが、『可愛い悪魔』で良い。

昭和の邦題は、秀作が多い。
いまの説明的な興醒めタイトルとは違う。

◆ジャン・ギャバンが名優とされる所以

ジャン・ギャバンは、当時54歳。
ブリジット・バルドーは、24歳。
ちなみに、
家政婦役のニコル・ベルジェも24歳。

ゆえに、ライブ感というか、
リアリティが素晴らしい。

中でも、ラスト数分、
ジャン・ギャバンの放心した様子の演技は、
静かだが迫力すら感じた。
感動した。

◆弁護士とアバズレの道ならぬ恋

「恋」と呼んでいいのかもわからない。
たぶん、違う。

ジャン・ギャバンとBB以外の登場人物は
まともだ。
家政婦、秘書、妻、元カレ…

秘書相手に
「相手を苦しませないのが愛だ」
などと分かったような講釈をたれるが、
秘書は無表情に聞き流す。

◆まとめ

この手の映画(オトコとオンナの物語)は、
本作に代表されるような
モノクロ時代の作品を観れば十分だ。

ジャン・ギャバンはやはり名優だし、
ブリジット・バルドーは、当時の男たちを虜にしただろう。

☆4.0

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Haihai

5.0二股 二重生活 二重基準

2025年6月22日
Androidアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
jarinkochie

3.055~60点ぐらい。フィルム・ノワールっぽい。

2024年11月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭、にて鑑賞。

白黒、静かめ、薄味、昔の映画、と眠くなる要素オンパレードで、眠くなってウトウトしながら観ました。

深夜放送が似合う映画ですね(笑)

あとから知ったんだけど1958年の映画らしい…

前情報を入れずに観たため、最初はブリジット・バルドーを前面に出した、バルドーありきの半アイドル的な映画だろうと思ったら違ってた。

バルドーが演じているのは不良少女で、今まで思い描いてたセックス・シンボル的なイメージとは違い、正統に演技で勝負している感じで良かった。

バルドーはファム・ファタール的な女性を演じ、お相手のジャン・ギャバンは弁護士を演じてます。

フィルム・ノワールっぽい映画です。

序盤と最後の終わり方が良かった。

この終わりで、この作品が気に入った。

もう1回観たい♪

コメントする (0件)
共感した! 1件)
RAIN DOG
PR U-NEXTで本編を観る