可愛い悪魔(1958)のレビュー・感想・評価
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二股 二重生活 二重基準
メグレ警視シリーズでも有名なジョルジュ・シムノンの小説が原作で
1958年の映画
重鎮の弁護士が時々売春もしているみたいな若い女の為に
裁判を不正操作して無罪にしてやり
愛人として囲ってしまった、その挙げ句…という話
切り札を見せたら、たいがいの男は陥落するだろうと
思わせる女イヴェットをバルドーが演じていて
やっぱり並ではない存在感を感じた
美形の野性味のある猫みたい
弁護士宅の豪華なしつらえにも目をみはらされたりするが
その完成されたような美しい家は戦場と化してゆく
反対に愛人の住居はグレードアップしてゆく
自国の王妃を断頭台に送った国の人々が
英国の女王の訪問とその歓迎セレモニーに心を踊らせている
そして一本気の苦学生は暴走してしまう
55~60点ぐらい。フィルム・ノワールっぽい。
ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭、にて鑑賞。
白黒、静かめ、薄味、昔の映画、と眠くなる要素オンパレードで、眠くなってウトウトしながら観ました。
深夜放送が似合う映画ですね(笑)
あとから知ったんだけど1958年の映画らしい…
前情報を入れずに観たため、最初はブリジット・バルドーを前面に出した、バルドーありきの半アイドル的な映画だろうと思ったら違ってた。
バルドーが演じているのは不良少女で、今まで思い描いてたセックス・シンボル的なイメージとは違い、正統に演技で勝負している感じで良かった。
バルドーはファム・ファタール的な女性を演じ、お相手のジャン・ギャバンは弁護士を演じてます。
フィルム・ノワールっぽい映画です。
序盤と最後の終わり方が良かった。
この終わりで、この作品が気に入った。
もう1回観たい♪
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