ヤコペッティの大残酷のレビュー・感想・評価
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大人のおとぎ話
ヤコペッティと言えば60年代の残酷ドキュメンタリー映画の監督というイメージがあるが、70年代は主に劇映画に活動部門を変えて演出を担当していた。今作もヨーロッパの寓話的なヴォルテールの原作「カンディド」を脚色し映画化。
中世のお城で暮らす無邪気かつノー天気な若者カンディドが城主の娘クネゴンダ姫に手を出して城を追放される。
そこから世界・時空を超えクネゴンダ姫を捜す旅をする。
そもそもドキュメンタリー映画の監督と言いながら「ヤラせ」が発覚しているヤコペッティ。逆に言えば演出の腕は冴えてるかもしれないが、
なんだかイタリア版「モンティ・パイソン」的な雰囲気が漂う作風。
しかし、終盤はいい。それは自分が年配であるから共感するのかもしれない。意地悪なクネゴンダ姫を生涯を賭けて追う主人公はいい。
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エロ暴力ナンセンスエロ
牧歌的な寓話にエログロナンセンスを振りかけて。原作の展開を半分ほどで済まし、いきなりニューヨークの現代へ。超現実的な表現はときにコントで風刺的。花畑でのスローモーション銃撃戦は美しさと狂気。手をふり、野をかけていく自分に叫んで幕。
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初めてモンド映画をみた
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圧倒的で、目を離すことができなかった
なんかボスの絵画を見ているような
内容は聖書を読み聞かせられてる気分だったけど
映像がおもしろいので苦なく見れた
声をだして笑ってしまうシーンがたくさんあった
後期の作品らしいので初期の作品もみてみたい
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