ガンマン大連合のレビュー・感想・評価
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いいのか?これで? サントス教授の教えは?
と、目が点(゜-゜)になりますが、一方で「ま、いっか、映画だし」になってしまう映画です。
衝撃的な歌で始まります。
字幕の誤訳かと思ったら、確かに「vamos a matar, compañeros .(殺そうぜ 仲間たち)」って歌ってるよ\(◎o◎)/! しかも子どものような声も混じる。なんていう映画だ。
そんなことから、虐げられた村人が最期に圧政者に対して立ち上がる、それにガンマンが大連合して加勢する(どっかにあったような映画)かと思ったら、全然違う。
筋を追いかけていると、???なところが多い。
どうして、いつの間に、この人とこの人がくっつく?とか。まあ、場面場面を筋と切り離してみると面白いけど…。ムムムムム。
演出・脚本が違っていたらもっと感動する話になるような気もするが…。
まともに理性をはたらせると、
ガンジーやルーサー・キングの非暴力主義は無意味といっているのかという展開に虚しさを感じたり、
制裁の加え方が残酷で憤りを感じたり。(特に選挙の場面は、南米のある国でそれなりの知識層の方が本当にあると怯えていた実話でもある)
ものすごく憤りを感じるんですが、
バンバン、火薬が炸裂します。どんどん、人が倒れます。
でも、所詮スタントとアクション部門の技で誰も死んでいないんだよなというのが丸見えで(馬はつぶれていそうだ…)、
最近の映画のようなグロい場面もなく(言葉や、その事態がおこなわれているのを想像するとグロいし、本当にやったらマジヤバい行為が多い)、
あっけらか~んと派手な場面が展開します。
なので、真剣に観るのが馬鹿らしくなる…。(;一_一)
加えて、ネロ氏とバランス氏が魅力的です。
バランス氏演じる悪役が凄味を出して下さるんですが、どこか抜けている。努力が実らない(p_-)。銭形警部みたい…。
ヒロインも良いかな?
ミリアン氏も良い味出しています(バスコの出で立ちがチェ・ゲバラ氏を連想させる)。
で、彼らのスマイルや表情に虜にされているうちに映画が終わります。
いいのか、これで? ま、良いんだろうな。
映画は娯楽というのを思い出させてくれます。
ところで言語は、日本語と片言のスペイン語しかわからない私でもなんとか理解できる部分があるのですが、イタリア語なの? メキシコが舞台だからスペイン語?
テーマ曲が抜群!
オープニングからノリの良い独特な曲が流れて見せ場には必ず使われて耳に残る印象的な寧ろ格好良いテンションが上がるE・モリコーネ最高。
陽気に物語は進み緊迫感に満ちた雰囲気も予測できたり簡単に解決して基本的に単純極まりないが荒野で繰り広げられる展開がテンポ良く娯楽作品として楽しめるしコンビの二人のキャラも愛嬌がある。
単純明快なストーリーに派手なアクションシーンとコメディ色が強めに演出されていてコミカルだが素晴らしいE・モリコーネの主題曲で良い仕上がりになっている。
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