滅びゆく動物たち

劇場公開日:

解説

人類が築きあげた文明も、一方では自然を破壊し、数多くの動物の生命を奪ってきた。この映画は、これら絶滅の危機にさらされた動物たちの姿をとらえた長編ドキュメンタリーである。製作・脚本・監督・撮影はクリスチャン・ズベール。音楽はミシェル・オセー。

1969年製作/フランス
原題または英題:Laissez les Vivre
配給:東和
劇場公開日:1970年3月14日

ストーリー

◇デタフ島のアジサシ--南半球の春。産卵のため大群のアジサシが、デタフ島にやってくる。◇囲いの中にしか安心して住めない象たち--南アフリカのアドの森には、現在四二頭の象しか生存していない。◇動物なかまで一番長生の象亀--先史時代から生き残っている象亀の記録。◇象亀のドクター--象亀の生長記録をとるため一生を捧げる、エクアドルのギルベルト・モンカヨさん。◇最も珍しい鳥シュガーバード。◇芸術家ハタオリ鳥--ハタオリ鳥夫婦の、芸術的巣作り。◇鳥の王者ヒゲワシ。◇人間そっくりな狐猿--マダガスカル島に住む、人間そっくりな猿。◇すっかり退化してしまった鵜の翼--フェルナンディナ島の鵜は、今では飛ぶこともできないほど、翼が退化してしまった。◇すばらしい自然の水族館--ガラパゴス島の海底は、フンボルト寒流の影響で、さまざまな魚が棲んでいる。◇フード島に棲むアホウ鳥--翼3メートルのアホウ鳥は、スピードの王者であり、ダンス好きな海鳥でもある。◇愛をささやく軍艦鳥。◇ダチョウの競争--鳥の中で一番大きいダチョウは、時速55キロのスピードがだせる。◇カムフラージュの名人カメレオン。◇フラミンゴの群のすぼらしいながめ--ケニアのナクール湖で見た二百万羽のフラミンゴ。◇適切な保護を受けるシロサイ--麻酔弾を射たれ禁猟区に移されるシロサイ。◇海亀のお産。◇誕生する小さな海亀--陸に産みすてられた海亀の子供たちで、海にたどりつくのは5%にすぎない。これが自然界の残酷な事実である。◇アフリカ大陸南端のペンギン--文明の公害にさらされ、次々と死んで行くペンギンたち。◇現実の世界に住む怪獣海イグワナ--ガラパゴス島に現存する海イグワナは、地球の創世期に君臨した爬虫類の面影を残す。◇滅びゆく動物の象徴といえるジャイアンツ・パンダ--世界中に数頭しかいないパンダの、貴重な誕生時の写真。

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