激戦地(1969)
解説
ノルマンディー上陸作戦成功のいしずえとなった特殊部隊の活躍を描く戦争アクション。監督は「サンドカン総攻撃」のウンベルト・レンツィ。ストーリーをステファノ・ボラ、ロマノ・モスキンが書き、ダリオ・アルジェント、R・グイエミンジャー、エドゥアルド・M・ブロチェロが脚色を担当。音楽はマルチェロ・ジョンビーニ。出演は「ゲバラ!」のジャック・パランス、「空軍大戦略」のクルト・ユルゲンス、ほかにトーマス・ハンター、ロバート・ハンダー、ヴォルフガンク・プライス、新人ダイアナ・ルロワなど。
1969年製作/イタリア
原題または英題:La Legione Dei Dannati
ストーリー
一九四四年六月、あと数時間で「ノルマンディー上陸作戦」が行なわれようとしていたヨーロッパ戦線には、緊迫感がみなぎっていた。そんな時、英国では、アンダーソン大佐(J・バランス)率いるフロッグメン・グループに、連合軍側の存亡をかけるこの作戦を、成功させるため、海岸線の魚雷、地雷を破壊するようにという命令を下した。この任務を、難なくやりとげたアンダーソン大佐に、英国はさらに、連合軍を最も脅かしていた“アンゴーの長距離砲”の破壊の命令を下した。しかし、この任務を遂行するにはフロッグメン・グループは、あまりにも軽装だった。しかも運悪く彼等は、ドイツ軍最強といわれる、アッカーン大佐(W・プライス)の部隊に襲撃され、グループのメンバーは、つぎつぎと倒れていった。アンダーソン大佐以下生き残った数名は、自分達だけでも、命令を達成しようと悲壮な決意をかためた。そして、彼らは、偶然に知り合ったフランス娘ジャニーヌ(D・ルロワ)の助けで、アンゴー基地へ潜入し、目的を達することができた。しかも、その後、独軍に包囲されるなどの危機も、フランス・パルチザン部隊の活躍で、きりぬけることができたのだった。ちょうどその頃「ノルマンディー上陸作戦」の火ぶたは、きっておとされていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウンベルト・レンツィ
- 脚色
- ダリオ・アルジェント
- Rolf Grieminger
- エドゥアルド・M・ブロチェロ
- 原案
- ステファノ・ボラ
- ロマノ・モスキン
- 撮影
- アレハンドロ・ウローア
- 音楽
- マルチェロ・ジョンビーニ