「自分に素直に生きた人なのですね。」裸足のイサドラ talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
自分に素直に生きた人なのですね。
毎日の生活の「幸せ度」を上げる秘訣として、他人が自分に対してする評価を鵜呑みにせずに、自分自身の価値基準を大切にすることーというのは、ある心理学カウンセラーの言葉ですが。
それで言えば、彼女は自分の価値基準を、愚直なまでに大切に生きた人だったのですね。おそらくは。
午前十時の映画祭でたまたま同じ時期に観た『蜘蛛巣城』の主人公が、もののけの予言に囚われて自分を見失って行く姿と、好対象だったのが、印象的です。
芸術家としての才能もない凡人の評論子としては、彼女がそういう生き方をしたことを、心に留めて心がけるのが、せいぜいだとは思います。(涙)
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