ベルリンガー

劇場公開日:

解説

戦前、戦後の時代を背景に一人のアウトサイダーの半生を描く。監督・脚本はベルンハルト・ジンケルとアルフ・ブルステリン、撮影はディートリッヒ・ローマン、音楽はジョー・ハイデル、編集はハイディ・ゲネーが各々担当。出演はマルティン・ベンラート、ハンネローレ・エルスナー、ペーター・エーリッヒ、タイロ・プリュックナー、マルティン・リュットゲ、エリザベート・ヴォルクマンなど。

1975年製作/西ドイツ
原題または英題:Berlinger
劇場公開日:1980年12月1日

ストーリー

ベルリンガー(マルティン・ベンラート)は、科学者であり、実業家でもあったが、ナチ勢力には反撥を感じ、ナチ党員となった幼ななじみのレーダー(ペーター・エーリッヒ)の説得にも耳を傾けようとしなかった。そんなころ、妻がゲシュタポに連行され、自殺する。ショックを受けたベルリンガーは飛行機で南米へと飛びたった。2年後、ベルリンガーは帰国する。彼はひたすら自分の世界、つまり汽関車を動かしたり飛行船の建造に夢中になっていた。そんな彼を見守る若い教師マリア(ハンネローレ・エルスナー)。そしてベルリンガーは、遂に自分の夢である巨大な飛行船を完成した。一方、レーダーは実業家になっておりベルリンガーの工場跡地にリクリエーション・センターを建設しようと彼に協力を申し出る。それを拒んだベルリンガーは、住民を組織し、レーダーの計画をつぶそうとする。激しい雷雨の夜、ベルリンガーの飛行船が落雷によって爆破し、絶望した彼が双翼機を駆っていった。レーダーが破産宣告を受けたころ、ベルリンガーの双翼機が林の中ヘと突っ込んで行くのだった。

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