カサノバ(1976)

劇場公開日

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解説

18世紀ヨーロッパの歴史上の人物であり、晩年の大著〈回想録〉でも知られるジャコモ・カサノバの絢燗たる女性遍歴と頽廃した宮廷生活を描く。製作はアルべルト・グリマルディ、監督は「オーケストラ・リハーサル」のフェデリコ・フェリーニ、脚本はフェリーニとべルナルディーノ・ザッポーニ、撮影はジュゼッぺ・ロトゥンノ、音楽はニーノ・ロータ、編集はルッジェーロ・マストロヤンニ、美術・衣裳はダニーロ・ドナティ、メークアッブはリーノ・カルボーニが各々担当。出演はドナルド・サザーランド、サンドラ・エレーン・アレン、マルガレート・クレメンティ、カルメン・スカルピッタ、シセリー・ブラウン、クラレッタ・アルグランティ、ハロルド・イノチェント、ダニエラ・ガッティ、クラリッサ・ロール、ティナ・オーモン、マリー・マルケなど。

あらすじ

18世紀中盤のヴェネチア。人々はカーニバルの喧噪の中で、水面に現われた巨大な女神モーナの頭像を驚異の目で見守る。仮装して人々の中に交っていたカサノバ(ドナルド・サザーランド)は、見知らぬ女から手紙を受け取った。それはマッダレーナ(マルガレート・クレメンティ)という尼僧からの呼び出しの手紙だった。指定のサン・バルトロ島に着いたカサノバを、マッダレーナはフランス大使の別荘ヘと案内した。彼女は実は大使の情婦で、“のぞき”趣味の大使のためにカサノバとのセックスの情景を披露しようとしたのだ。忠実な同行者である“黄金の鳥”を羽ばたかせ、期待に応えたカサノバは、大使の賞讃を得るのだった。嵐になった海を帰途に向っていたカサノバは、途中で宗教裁判所の審問官に逮捕され、邪悪な書物を保持しているという理由で鉛屋根の牢に留置されてしまう。そこで伯爵夫人ジゼルダ(ダニエラ・ガッティ)やお針娘のアンナマリア(クラリッサ・ロール)との甘い昔の思い出に耽るカサノバ。遂にその牢を脱出し、ヴェネチアからパリに向かったカサノバは、デュルフェ候爵夫人(シセリー・ブラウン)のサロンで、神秘的な降神術や魔術に興味を持つ人々と接触する。2年後、彼は運命の女アンリエット(ティナ・オーモン)とフォルリの宿で出会い、最高の時を過ごすが、それも束の間のことだった。ロンドンで、娼婦の母娘に屈辱を味わされ自殺まで考えたカサノバは、その瞬間に巨大な女の影を見る。彼女の暖かさで気を取り戻したカサノバはそのままローマを訪れた。そこでは御者と“性力”競争をする次第となるが、見事勝ち、さらに名を高めた。スイスのべルンを経て、ドレスデンで彼は母親と再会するが、彼女は愚痴を言うだけで彼から去って行くのだった。そして数年が過ぎ、冬のボヘミア。老いたカサノバはドゥックスのヴァルトシュタイン伯爵の城に、図書室の司書としてわびしく寄居する身になっていた。しかし、今も、彼は思っていた。愛し合った数々の女たちのことを、そして、美しい人形といつまでも踊る自分自身の夢のような姿を……。

1976年製作/イタリア
原題:Il Casanova di Federico Fellini
配給:フランス映画社

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映画レビュー

3.0キテレツ

ミカさん
2018年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

フェリーニの芸術的センスが炸裂した様な作品で、どんな監督もマネ出来ない独自の世界観がありました。日本で生まれ育ったらこういうセンスは、理解されにくい感じです。まず、カサノバが全くの色男に描かれておらず、むしろ見た目も中身もキテレツです。色男に描いた方が作品的に観やすく分かりやすいとは思うのですが、観やすくしないのがフェリーニです。

そして回りにいる貴族達の楽しみが、覗き見的で悪趣味です。どっかで見たことがある絵面だなあと思ったら、楳図かずお先生や寺山修司っぽいことに気がつきました。ラストだって、普通の恋愛ものを観る感覚でいると、気持ちが悪いと思うはずです。フェリーニは、やはり玄人向けなのでしょうか?この独特の感性は、さすがフェリーニとしか言えません。

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ミカ

3.5目が楽しい150分

mimiccuさん
2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

・ひとりの性豪の女性遍歴をめくるめく映像美の世界で
・顔の真横のショットが多数現れる
・最後に現れるブリキの踊り子が精巧な動きが印象的
・衣装、セット、照明、絵画など画で楽しませる工夫が画面を支配しており長い時間だったが飽きなかった

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mimiccu
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