ジギー・スターダストのレビュー・感想・評価
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ロックンロールの自殺者
意識して歌詞を気にしたことがなかったが一曲ずつ字幕が付きソノ世界観に浸れるし、物語構成や登場人物に興味が湧き音やスタイルだけではない詩の魅力を再認識させられた。 控え室の様子を挟みながら素のボウイも垣間見れて"ジギー・スターダスト"としてのステージの世界観に浸る観客に独特なあの時代感。 煌びやかなスタイルに奇抜なメイクとドラァグクィーンな様相、グラムロックと位置付けられたジャンルで全盛期を迎えたボウイはシンプルにロックンロールしていた廃れる事はないコノ先も。 姿形、スタイルやジャンルをその時代で進化、変化して来たボウイの最高にイカした70年代。
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ジギー、火星に還る!
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デヴィッドボウイが死んだとテレビのニュースで聞いてBSで録画してあった本作品を観てしまった。
印象に残ったのはラストに「ロックンロールの自殺者」が流れて、”君は独りじゃない、手を差しのべてくれ、君は素晴らしい”とジギーは叫ぶ。この作品は1973年の作品だが、このジギーの叫びは現代に生きる我々にとって悲痛なメッセージとなって伝わってくる。
ボウイは死んではいない。我々人類に生きる事への切実さを伝えてジギーとなって火星に還っていったのだ。
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