ブラックピューマ

劇場公開日:

解説

サイキック戦闘作戦ユニットなる超能力戦士の活躍を主題とした、異色設定のアクションもの。このユニークなヒーローを生み出したのは脚本家のエドワード・コヴァック。彼は中東で実際に起こったアメリカ人人質事件からアイディアを得てこの脚本を書いた。監督はこれがデビュー作のボブ・ミシオロウスキ。製作は「デスロック 戦略ガス兵器を追え!」のジェイコブ・コツキー。撮影は「デルタ・フォース」のデイヴィッド・ガーフィンケル。爆破効果を中心としたSFXは、「ランボー3 怒りのアフガン」のロリー・カトラー。特筆にあたいするのは、ロシアからやってきたスタントマンたち。ベテランのカメラマンも驚くほどの活躍をみせている。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:First Light
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1993年5月1日

ストーリー

ワシントンD.C.。CIA長官夫人ノリーン・ベイカー(エルキー・ジェイコブズ)は、娘ケイティ(ジャニス・リー)がテロリストに誘拐されるのではないかと心配していた。ケイティの父アラン(ジャック・ワイダーカー)は、娘の安全のために護衛をつけようと、タウンゼント大佐に相談した。大佐はサイキック戦闘作戦ユニットと呼ばれる超能力を武器とする部隊の中からサム・ブラウニング(マイケル・パレ)を派遣する。サムは、ケイティの参加しているキャンプ場まで出向くが、ケイティは超能力部隊に不審の念を抱いているため、最初はサムを愚弄する。一方、テロリストたちは案の定、ケイティを狙っているのだった。テロリストに襲撃される予知夢を見たサムは、ケイティや他の護衛にそれを伝えるが相手にされず、逆に倉庫に閉じ込められてしまう。しかし、念動力で鍵を開け、脱出する。テロリストの襲撃からケイティを救ったサムは、そのまま2人て逃亡するがモザファー(アイモス・ラヴィー)率いるテロリスト集団もまたその後を追っていた。その頃、ワシントンには、テロリストからの要求が伝えられていた。それは人質のケイティとプルトニウムを交換するというものだった。モザファーはプルトニウムを中東某国のカリル首相に提供するつもりだったのだ。ベイカー長官は、娘の命と世界の破滅を引き換えにしていいものかどうか苦悩する。また、カリルの方でも、肝心のケイティを捕まえることができずにやきもきしていた。モザファーは、サムとケイティ、途中で合流したイズミール(ユリ・ガブリエル)の3人を山に追い詰める。3人はワナを張ってそれに反撃するが、もともと武器が少なかったこともあって窮地に追い込まれる。イズミールが負傷し、サムも片目を痛めてしまう。サムは最後の手段として超能力を使い、モザファーを倒す。米軍の要請で地元軍のヘリがケイティ、サム、イズミールを保護しに来る。その報告とCIA長官の感謝の言葉を聞いて、カリル首相は歯噛みするのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く