「スケールの大きい作品」スターリングラード(1993) cubonさんの映画レビュー(感想・評価)
スケールの大きい作品
同名のジュード・ロウ主演のアクション映画より、遥かに名作だった。
観る前の想像と違ったのは、戦闘シーンは短いとまでは言えないが、少なくともこの映画の中心じゃ無かった。
映像表現としても時代的に出来る事に制約があるので、戦闘シーンに期待して見る映画では無い。
メインは敗戦間際〜降伏に至る迄の混沌とした状況や悲惨さだった。
作風としては、「ヒトラー 〜最期の12日間〜」や「ひまわり」の戦争パートがやや近い雰囲気があると思う。
多数のエキストラや戦車、馬車などをふんだんに使った作品で、スケールが大きかった。
全体的なトーンは重いので気楽に観られる映画では無いが、観るべき戦争映画の一つだった。
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