情事の曲り角
解説
ヴィクター・ストロッフとジャックィーン・デレサートのストーリーをラスロ・ゴログの協力を得てリチャード・ラッシュが脚色・演出した女性ドラマ。撮影はアレックス・フィリップス、音楽はロナルド・スタインが担当した。サミー・デイヴィス・ジュニアがテーマ・ソングを歌う。製作はヴィクター・ストロッフ。出演は「ベルリン特急」のマール・オベロン、「史上最大の作戦」のクルト・ユルゲンス、「悪いやつ」のスティーヴ・コクラン、ほかにジョン・エイガー、スティーヴ・ブロディなど。
1963年製作/アメリカ
原題または英題:Of Love and Desire
ストーリー
キャサリン(マール・オベロン)と異母兄ポール(クルト・ユルゲンス)はメキシコの富豪。ある日、スティーヴ(スティーヴ・コクラン)というアメリカの技師がやって来る。キャサリンにすすめられ、彼女の邸に逗留することになるが、スティーヴの前任者で引き継ぎをして帰米する男に、キャサリンが容易に男の自由になる種の女であると聞かされた。そしてそれは事実だった。2人は情事に溺れた。だが、キャサリンは真剣で結婚まで考え出す。ただ、妙なことにポールが喜ばず邪魔だてする。彼はキャサリンとアカプルコへ出かけたとき、スティーヴとかつて彼女の男だったガスを招いた。ポールはガスに昔のヨリを戻させ、スティーヴに愛想づかせを計った。だが、キャサリンはガスを突っぱねた。怒ったガスは船室に彼女を監禁、無理に意に従わせようとした。彼は手首をカミソリで切って自殺を計る。そのことでスティーヴと彼女はメキシコを去ろうとした。ところがポールは彼女をひきとめ、初めて愛を打ち明けた。ポールが若い頃、義母に恋をし、その娘キャサリンは長ずるに及び、母親とそっくりになっていたのだ。キャサリンには大きなショックであったが、スティーヴとの新しい生活のために、この邸を去っていった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リチャード・ラッシュ
- 脚本
- ラスロ・ゴログ
- リチャード・ラッシュ
- 原作
- ヴィクター・ストロフ
- ジャックィーン・デレサート
- 製作
- ヴィクター・ストロフ
- 撮影
- アレックス・フィリップス
- 音楽
- ロナルド・スタイン
- 歌
- サミー・デイビス・Jr.