機甲兵団

解説

第二次大戦中のフランス戦線におけるアメリカ機甲部隊の活躍を描いた戦争映画。製作・脚本をロン・W・アルコーンが担当。監督に当ったのはバイロン・ハスキン。撮影をアーネスト・ホーラー、音楽をバート・グルンドがそれぞれ受けもっている。出演するのは「聖なる漁夫」のハワード・キール、「真昼の欲情」のティナ・ルイスの他、ワーナー・アンダーソン、アール・ホリマンなど。製作はロン・W・アルコーン。アメリカ国防省と陸軍が製作に協力している。

1961年製作/アメリカ
原題または英題:Armored Command

ストーリー

第二次大戦末期の独仏国境。雪原を走る1台の車からナチ高級将校と1人の女がおりたった。将校は女を銃で撃ち倒すと去っていった。やがてデブリン大佐(ハワード・キール)のひきいる米機甲部隊が進撃してきてアレキサンドラ(ティナ・ルイス)というその女は米軍曹マイク(アール・ホフリン)に助けられた。宿舎に女をつれてきてやさしく看護するうちに軍曹は彼女に好意を抱いた。マックリン中隊長に率いられる軍曹の部隊は以来軍の機密が独軍につつぬけるようになった。アレキサンドラは女スパイだったのである。米軍情報部の通訳に採用された彼女はますます盛んに機密を盗んだ。ある日、軍曹の部下スキーが傷を負って1人宿舎に残ったとき、彼は眠っているアレキサンドラをおかした。帰ってきた軍曹はスキーと殴りあったが、デブリン大佐にとめられた。1945年の新年がきた。有力な独軍機甲兵団が前面に迫ってきているとの情報がある折、かねてアレキサンドラの行動に疑問をもっていたデブリン大佐は米軍の守りがいちばん固いバーンスタインをあたかも守備の弱い場所のように偽って彼女に教えた。が、彼女は本当に守備の弱いフィリップスバーグを独軍に通報、独機甲兵団はここに進撃してきた。たちまち独軍は米陣地を破ってマイク軍曹たちの守る戦線まで進撃してきた。スキーは装甲車にのって独軍に向おうとした。その彼をアレキサンドラが撃とうとした時、軍曹は彼女を射殺した。デブリン大佐のジープは横転し、米軍は危機におちた。その時、後方の雪原からキャタピラの音も高らかにアメリカ大戦車軍団が殺到してきて、敗北寸前の部隊を救って独軍をけちらした。デブリン大佐の目に涙が光った。

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