われらキャロウェイ

劇場公開日:

解説

ポール・アニックスターの小説『スウィフトウォーター』を、ルイス・ペレティアが脚色、ノーマン・トーカーが監督した大自然の中に生きる人々を描いた作品。撮影はエドワード・コールマンがアメリカ北東部のバーモントにロケし、音楽はマックス・スタイナーが担当した。出演は「罠にかかったパパとママ」のブライアン・キース、「霧の中の虎」のヴェラ・マイルズ、「シェーン」の子役ブランドン・デ・ワイルド、新人リンダ・エヴァンスなど。

1964年製作/アメリカ
原題または英題:Those Calloways
配給:ウォルト・ディズニー・プロ
劇場公開日:1966年10月26日

ストーリー

メイン州のスウィフトウォーターに住むカム・キャロウェイ(ブライアン・キース)は猟師だが、いつの日か湖を買いとって、雁の楽園を作りたいと夢みていた。異常なほどに、雁の群に愛着をもつカムとその家族、妻のリディ(ヴェラ・マイルズ)、息子バッキーらを町の人々は「気ちがいキャロウェイ」と呼んでいた。冬も近づいた頃、カムはバッキーをつれて猟にでた。その時カムは足をすべらして骨を折ってしまったが、バッキーの奮闘で多量の毛皮を手に入れることができた。しかしその年は毛皮相場が暴落し、わずかの金しか入らなかった。借金を返すつもりのその金をカムは湖つき土地の購入の手付金に使ってしまった。その頃、カムの噂をきいた事業家フレッチャーのセールスマン、デルが彼を訪ね雁の楽園を作るため出資しようと申しでた。雁を湖におろして、一儲けしようという事業家の魂たんを見抜けないままに、カムは早速仕事を始めた。町の人から、事業家の企みを知ったバッキーは父に話した。気違いのように怒り狂ったカムはフレッチャーとデルに掴みかかり、彼らのもっていた銃の暴発で重傷を負ってしまった。それまで「気違いキャロウェイ」と一家を軽蔑していた町の人々はカムの雁への愛着に感動し湖沼地帯を政府に買いあげてもらい禁猟区として雁の楽園を作ろうと決議した。町会で決定した朗報をもって、人々はカムの家に集まってきた。朝日が昇る頃家族の必死の看護で危機を脱したカムの耳に、湖に舞い降りる雁の声が聞えてきた。

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