我が妻を見よ

解説

「三日姫君」「路傍」のシルヴィア・シドニーが主演する映画で、サー・ギルバート・パーカー作の小説をウィリアム・R・リプマンとオリヴァー・ラファージが共同して改作し、「夜毎来る女」のヴィンセント・ローレンスと「ベンガルの槍騎兵」を潤色したグローヴァ・ジョーンズが共同脚色し「明日なき抱擁」「絢爛たる殺人」のミッチェル・ライゼンが監督し「三日姫君」「路傍」のレオン・シャムロイが撮影に当たった。相手役は「蛍の光」「生ける人形」のジーン・レイモンドが勤め、「水曜日の恋」のローラ・ホープ・クルーズ、「かたみの傑作」のH・B・ワーナー、「仮面の男(1933)」のジュリエット・コンプトン、「ミス・ダイナマイト」のモンロー・オーズリー、新人アン・シェリダン等が助演している。

1934年製作/アメリカ
原題または英題:Behold My Wife!

ストーリー

名門のせがれマイケル・カーターは身分違いの娘メリイと結婚しようとしたが、カーター一家はこれに反対し、マイケルの知らぬ間に姉のダイアナは父の名を受けてメリイを訪れ、莫大の手切れ金を与えてマイケルとの中を切らせようとした。メリイは絶望の余り自殺してしまった。メリイの自殺を知ったマイケルは一家の仕打ちを極度に憤慨し、復讐を誓って家出した。ニウ・メキシコに辿り着いたマイケルは其処で1人のインディアンと仲良しになり、共に酒を煽っているまにインディアンの持っていたピストルで傷ついた。このマイケルを介抱してくれたのはトニタと言うインディアンの娘だった。トニタは米国で教育を受けた程の教養ある娘だったが、マイケルが興味を感じたのはどこまでもインディアンのトニタと言う事だった。このトニタを妻としたら名誉を重んずる一家の者はどんなに驚くか、マイケルは傷が言えるとトニタと結婚し、紐育へ連れて帰った。カーター一家の狼狽は一方ではなかった。マイケルの嫁がインディアンであると言う事は、紐育の社交界の話題となった。マイケルは北叟笑んだ。けれど結婚披露の当夜、トニタは天性の美貌と教養とで社交界の花とうたわれた。マイケルの姉ダイアナの計らいで美衣をまとったトニタは全く美しかった。マイケルは失望し、彼女と結婚した理由をトニタに打ち明けた。トニタは悲観の末、彼女に近づいてきた男ボッブと駆け落ちした。ボッブはダイアナの恋人だった。ダイアナは嫉妬の余り2人を追手ボッブのアパートを襲いボッブを射殺した。トニタはインディアンの復讐を夫マイケルに与えるため、ダイアナの罪を被って夫の名を汚そうと自首して出た。トニタが去ったあとでマイケルは今は彼女を愛している自分を知り、トニタの後を追手ボッブの許を訪れてみるとボッブが死んでいた。マイケルはトニタが殺したと思い、罪を自分で負い自首して出た。トニタは警察で初めてマイケルの覚悟を聞いて彼の愛を知り、全てを打ち明けて2人でダイアナの為に弁護してやることになった。

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