若き人々
解説
フォックスの可愛いスター、シャーリー・メイスンの映画。最近紹介された「夕日の野辺」同様相手役はレイモンド・マッキーである。尚ユ社やアートクラフトやフォックスで独特の仇役をつとめ、古くはローランドの連続ものに出演したフィロ・マッカロー氏が活躍している。監督は「夫を求めて」などと同じくハワード・M・ミッチェルである。
1920年製作/アメリカ
原題または英題:The Flame of Youth
ストーリー
清浄な田舎の一少女ベーベは17歳になった。彼女の小さな胸に女らしい物心が柔い芽の萌え出るように湧いて来た。樵夫のジャノーは、この少女をこの上もなく恋慕っていたが、彼女の無邪気な心を強くとらえたのはパリの書家ヴィクトルであった。彼は深く彼女の無垢を愛しはしたが、その単調とこと変わる華やかな歓楽の巷の味も忘れ兼ねて、やがて明るいパリへ帰ってしまった。ベーベは彼がパリへ帰って後病床にあるとの噂を聞き、温い看護の心を抱いて都へ来てみると案に相違して彼女は酒宴に溺れるヴィクトルの生活を見せられた。彼は彼女に未だに愛情を持っていたが、問題は全然傾向の反する2人の恋を忘るべくこの乱れたる生活にあると説いた。彼女は己れのその幸福を求めて田舎に帰り開かれたるジャノーに対する真の情愛が彼女の胸にやがて湧き出ずにはいられまい。
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スタッフ・キャスト
- 監督
- ハワード・M・ミッチェル
- 脚本
- フランク・ハワード・クラーク
- 撮影
- Friend F. Baker
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