ロッキーの薔薇

解説

ウィラード・マックとデイヴィッド・ベラスコとが合作になる舞台劇「虎薔薇」に基づきエドモンド・グールディングが物語に書きJ・G・ホークスが脚色し、「恋に国境なし」「久遠の微笑」等を監督したシドニー・A・フランクリンが監督の任に当たった。主役はこの劇の舞台上演常時のスターで、ベラスコ劇団の花形なるルノアー・ウルリックで、対手役は「武士道華かなりし頃」出演のフォレスト・スタンレーである。ビックフォード映画の撮影者として有名なチャールズ・ロシャーが撮影を担当している。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:Tiger Rose

ストーリー

カナダのロッキー山中を貫き流れるルーン河にどこからともなく流れてきた乙女ローズは、騎馬警官ミカエルに救われ村の古老マックの世話になる事となった。彼女は純な心を持つ可愛い乙女であったが、神を信じず粗暴な行いをするので、それがマック老人の心配の種であった。ミカエルはローズを秘かに恋していたが、彼女はこの土地へ鉄道敷設のため派遣されたブルースと相思の仲となった。ブルースは姉と母の仇なる男を尋ねていたが、時来って復讐を遂げる。ローズはカシック医師の救を得てブルースを逃そうとしたが、ブルースは潔くミカエルの前に己が行為を述べた。その結果彼は数カ月の後自由の身となり、ローズと結婚する。彼女はこの思いがけぬ幸福は神の力であると信じ、初めて信仰の途に入った。この地を去って行くローズを見送るマック老人と警官ミカエルの眼には涙の露が光っていた。

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