蓮華姫

解説

中国人の羅府で組織したワー・ミング映画会社の撮影したもので、ナショナル映画交換所から発売された。主役は中国美人シェン・メイである。タリー・マーシャル、ノア・ビアリー、阿部ジャック、最近死んだ木野五郎らが共演する中国劇で、フランク・グランドンの監督したものである。

1921年製作/アメリカ
原題または英題:Lotus Blossom

ストーリー

数世紀前場所は中国である。レオング・チャングは時計を発明して神聖な鐘を不用ならしめたというので時の皇帝から無期徒刑を宣告された。追放の旅に発った途で、彼はウォング・フォーとその娘のモーイ・タイとに会い、モーイはレオングに蓮華の花を1つ与えた。モーイは美しい娘となった。彼女の父が養っているクウォング・サングに慕われていた。クウォングはロウ・ティーム先生の元へ勉強に行き、妖姫ツェー・シンの魅力にひきつけられ、モーイは悲しみに日を嘆いた。神聖な鐘に割目ができる。フォーは皇帝から新しい鐘を鋳るよう命じられる。彼は失敗し、皇帝は今1度試み失敗すれば命を奪うということになった。韃靼人が市街を囲む。サングは首領を殺したが身に2度起つ能わざる重傷を負いモーイに発見される。2度目の鐘も失敗しフォーは死を宣告される。モーイはチョングのことを憶えており、彼の元を訪ねて鐘の製法を教わる。それには人間の生肉と生血を一緒に熔さねばならないのである。モーイは身を犠牲として父の名誉を救い、新しい鐘は遂にできた。

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