恋愛運動場

解説

「曲線悩まし」「四枚の羽根」のロタール・メンデス氏の監督したものでイーディス・ウォートン女史の原作から「ウォール街の狼」のドリス・アンダーソン女史が脚色し、会話をつけ「艦隊入港」のJ・ウォルター・ルーベン氏が脚本にし、「底抜け騒ぎ」「撮影所殺人事件」のヴィクター・ミナール氏が撮影した。主役を演ずるのは「ヴァージニアン(1929)」「君恋し」のメアリー・ブライアン嬢と「底抜け騒ぎ」「撮影所殺人事件」のフレドリック・マーチ氏で他に「ブルドッグ・ドラモンド」のリリアン・タッシュマン嬢、「踊る娘達」のハントリー・ゴードン氏、ケイ・フランシス嬢、ウィリアム・アースティン氏、シーナ・オウエン嬢等が助演している。

1929年製作/アメリカ
原題または英題:The Marriage Playground

ストーリー

クリフ・オイーターとその妻ジョイスは一種の離婚狂で結婚したり別れたり絶えず同じようなことを繰り返していた。かわいそうなのは夫婦の間に出来た7人の子供で親たちのそうしたふしだらな生活のために暖かい家庭の味を知ることが出来なかった。両親から一つだに興えられない子供たちは長女のジュディスが何くれとなく面倒を見る始末で、実質ジュディスは彼等の「可愛いお母さん」であった。子供たちは親のいないままにあてもなくヨーロッパの避暑地を彷徨い歩いた。ジュディスの父親と米国で知己の間柄にあるマーティン・ポインという青年は欧州のリドという土地でジュディスと知り合って彼女の可憐さに心ひかれるようになった。そして気の毒な子供達に同情し彼等のために安らかな家庭をつくってやりたいと思った。だがマーティンにはローズという許嫁があり、それが端西に彼を待っているのでマーティンは心ならずもジュディス等と別れて許嫁の許へ赴た。彼に恋を覚えたジュディスは両親の争いを見るに忍ばず子供たちを連れて端西にマーティンを訪ねた。マーティンはジュディスをその時まで少女として可愛がっていたつもりだったが合っているうちに自分が愛している女性は許嫁のローズではなくジュディスであることが判った。そしてホイーターが子供たちの家出に驚いてマーティンの所へ電話をかけて来た時、彼はジュディスを妻に迎え、子供たちも自分が引取る決心をしたことを告げたのであった。

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