パリで御難

解説

「娘十八運動狂」「馳落相手違い」等と同じくビービー・ダニエルス嬢主演喜劇で、ハンス・バックウィック氏、フリッツ・ハコブシユテツター氏合作の舞台喜劇「ジェニイの逃亡」を映画化したもの。ヘルマン・ジェー・マンキエウィッチ氏とジョン・マクダーモット氏が改作したものをエセル・ドハーティー女史とルイメ・ロング女史が脚色し「吃驚仰天」「ペンキ塗り立て」等と同じくアーサー・ロツソン氏が監督した。共演俳優は「帝国ホテル」「娘十八運動狂」出演のジェームズ・ホール氏と「駄法螺大当たり」「桃色の曲者」等出演のホード・スターリング氏を始め、メイバル・ジュリエンス・スコット嬢、アイリス・スチュアート嬢、トム・リケッツ氏、ヘレン・ダンバー嬢等の良い顔振れである。

1926年製作/アメリカ
原題または英題:Stranded in Paris

ストーリー

ジュリイ・マクフアツデンという娘は長い間の女店員生活に飽き飽きしていたがある日路傍で精神統一術の本を買って「人間は精神統一さえすれば何んな願いごとも叶う」ということを信じ店を辞めた。そしてあるパリの化粧品店が宣伝のためにパリ行きの旅行券を飛行機から撒いたのを拾ってパリへ無料旅行の途の就いた。彼女は船上でボップ・ヴアン・ワイという青年知り合いになりパリで逢う約束をして別れた。彼女が泊まる筈の家は見る影もないあばら屋になっていたのでがっかりして喫茶店の椅子に腰を掛けている間に荷物全部を無頼漢に盗まれてしまい、当方にくれたジエリーはある衣装店の店員にんった。そしてドオヴィルにいるある顧客に衣装を届けに出掛けたが、切符の間違いから彼女はパサダ伯爵夫人にさせられてサン・ポオで下車し、伯爵夫人が予約して置いた部屋に通されてしまった。ところがその夜そのホテルにパサダ伯爵が来て一騒ぎあった上に翌朝は嫉妬深い本物の伯爵夫人がやってきたので大騒ぎになった。そして来合わせたボップは事情が解らないのでジュリーと伯爵との間柄を疑い、パリに帰ることにして自動車に乗って停車場に向かった。ジュリーは一大事と馬車に乗るが早いか目茶苦茶に疾走させてボップの跡を追い彼の誤解をといた。

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