ラファエルの為に

解説

エキティー映画に於けるクララ・キンボール・ヤング嬢の第3回作品で、キャリフォルニア州に於てスペインの教会が勢力を得ていた時分の物語で、有名なハリー・ガースン氏の監督であるが、ニュース誌によるとすこぶる冗長にして面白くない作品とある。相手は「ローンウルフの娘」や「黎明の女性」出演のバートラム・グラスビー氏である。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:For the Soul of Rafael

ストーリー

聖き修道院に育ったマルタという乙女は、彼女の保護者の息子ラファエル・アルテガと結婚するよう頼まれる。彼女は神を信ずること厚い娘であった。夫となるべきラファエルが物質上の欲のみ強い無頼漢であったので、マルタの胸は常に痛んだ。米国人の冒険家キースが原住民に襲われて重傷を受けた折、彼女の看護は彼をして甦らせた。そして、ラファエルに対する彼女の不満は、やがてキースに対する恋と変わった。マルタはラファエルと結婚した。しかし2人の生活は幸福ではなかった。再びキースが彼女の生活に入って来た時、そして夫が心からなる死を遂げた時、マルタは新しい生涯が自分の前途に輝くような希望が起こった。

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