ラッキー・パートナー

劇場公開日:

解説

「心の旅路」「失はれた地平線」のロナルド・コールマンと「恋愛手帳」「恋の十日間」のジンジャー・ロジャースが主演する映画で、フランスの俳優劇作家サッシャ・ギドリーのストーリーを「ガス燈」のジョン・ヴァン・ドルーテンが「追憶(1941)」のアラン・スコットと協力脚色し「雨」「西部戦線異常なし」のルイス・マイルストーン「恋愛手帳」のロバート・デ・グラスが撮影監督、「疑惑の影」のディミトリ・ティオムキンが音楽を担当した。助演者は「恋の十日間」のスプリング・バイントン「いちごブロンド」のジャック・カーソン、「海を渡る唄」のハリー・ダヴェンポート、セシリア・ロフタス等である。

1940年製作/アメリカ
原題または英題:Lucky Partners
劇場公開日:1948年3月

ストーリー

伯母の書店に勤めているジインは、ある朝得意先へ本を届けに行く途中、見知らぬ男から「幸福を祈ります」といわれた。すると得意先で彼女は立派な衣装をもらった。例の男は書店の向かい側に住んでいる貧乏画家のデイヴィッドであることを知った彼女は、彼を訪ねて競馬くじを共同出資で買おうと申し出た。ジインは保険外交員のフレディと結婚するので金が入用だったのである。デイヴィッドはもし当たったら兄妹の名義で新婚旅行のまね事をするという条件で出資した。ところが運よく6千ドルを当てたので、ジインは半金をデイヴィッドに渡した。彼はジインの名義で自動車を買い、ナイヤガラへ約束の旅行に出掛けた。フレディは2人の後を追い、2人が兄妹としてホテルの続き部屋を一室ずつ取っていることを発見した。また2人がいつの間にか互いに愛し合うようになっていることも勘づいた。ところがデイヴィッドは愛の告白をせず、その夜黙ってホテルを去った。嫉妬にたえずフレディは、夜中ジインの部屋に押し入り、暴言を彼女にあびせたので、ジインは怒って婚約を破棄した。デイヴィッドは速力違反と車を盗んだ嫌疑で留置所に入れられる。次いでジインもデイヴィッドと兄妹でないことや、旅行の目的があいまいなので拘引され、フレディも婦人の部屋の扉をこじあけたかどで拘引された。取り調べの結果、デイヴィッドはポール・サマーセットという有名な画家であるが、かつて幼児向きの本にいかがわしいさし絵を描いたため罪を問われた前科者であることが分かった。ジインは彼が自分と旅行に出た動機は不能なものではないと、証言した。またデイヴィッドもホテルを抜け出したのは、ジインを心から愛し始めたにもかかわらず、自分の前科故に求婚できないためであったと述べた。結局、判事はデイヴィッドとジインを無罪釈放し、ホテルに損害をかけたフレディに罰を言い渡した。かくて愛し合っている2人は、天下晴れてサマーセット夫妻として、ナイヤガラへ本当の新婚旅行へ出掛けた。

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