野性の女(1921)

解説

大作品、「ホワイト・シスター(1923)」や「ブライト・ショール」等の製作会社として今羽振りの良いインスピレーション会社が製作を初めた第一回の作品がこれである。原作はガイ・ボルトン氏とジョージ・ミドルトン氏の合作になる舞台劇。主役を演じているテディー・ジェラード嬢はロンドン及パリの劇壇で「アメリカの代表的美人」として人気を博した女優だそうである。嬢の映画界への御目見得映画である、「女性を讃えよ」「搖籃」等出演のチャールズ・メレディス氏が相手役である。

1921年製作/アメリカ
原題または英題:The Gave Girl

ストーリー

雪深い原野に昔は大学教授であった父のスピアリーとただ二人で暮しているマーゴットという娘があった。都から来ている青年ディヴィーと恋に陷ちたが、マーゴットを恋しているハーフのバプティストは、ディヴィーの許婚エルシーに唆かされて、マーゴットを誘拐する。彼女は縛められ独木舟に乗せられた時、ディヴィーは来て、バプティストと格闘となり、バプティストは雪崩に埋められて死ぬ。独木舟のまま滝に落込もうとした危ないマーゴットは無事に救われ、ディヴィーと結婚する。

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