モダーン三銃士
解説
「青春万歳(1928)」「ニュース前進曲」等と同じくデービッド・バトラー氏の監督作品で同士とウィリアム・コンセルマン氏合作のストーリーを「アリゾナの天地」「ネバダ男」のジョン・ストーン氏が脚色したもの。主演者は「空中サーカス」「青春万歳(1928)」のデービッド・ローリンス氏「赤毛布恋の渇感」「四人の悪魔」のナンシー・ドレクセル嬢「青春謳歌」「暴力団(1928)」のジョン・ダーロウ氏でイー・エッチ・カルバート氏、フランク・アルバートン氏、ロバート・ベック氏が助演している。
1928年製作/アメリカ
原題または英題:Prep and Pep
ストーリー
シリル・リードは性質至って温和な青年で亡き父の意を継いで軍人になるべく士官学校に入学することとなった。彼の父は「タイガー」リードと呼ばれた有名な運動家であったので全校は挙げてシリルの入校を歓迎した。パンク・ヒルという青年は早速シリルのマネジャーとなるべく申し出た。その頃、シリルは期待ほどでもなく運動はあまり得意ではなかった。常時全校の人気を担っていたフラッシュ・ウェルスはシリルの入学に対し心ははなはだ穏やかならず、ある機会にシリルを凹まさんとねらっていた。そして詰まらぬことから喧嘩を吹き掛けボクシング試合をしてシリルをペチャンコにしてしまった。そのうえトラック競技の当日リレー競争でシリルを打ち負かした。それからというものはシリルは学校一の弱虫となってしまった。シリルは朋輩たちの嘲笑に堪えられずある夜、寄宿舎を抜け出した所を校長のマーシュ大佐に発見され懇々と説得され一大決心をもって名誉回復に精進した甲斐が現れ、その後行われた黒馬隊の競技には天つ晴れウェルスを破り男を上げた。ある夜、校長の令嬢ドロシーが隣村で火事に遭っている報に接しシリルとウェルスは救助に向かったがウェルスは不幸猛火に包まれた。シリルはドロシーとウェルスを危地より救い出した。卒業の当日は来てシリル、ウエルス、バンクの3名はモダーン三銃士となって世に乗り出そうと誓った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- デビッド・バトラー
- 脚色
- ジョン・ストーン
- 原作
- ウィリアム・コンセルマン
- デビッド・バトラー
- 撮影
- シドニー・ワグナー
- ジョゼフ・バレンタイン
- 編集監督
- マルコム・スチュアート・ボイラン
- 編集
- イレーネ・モーラ
- 題字
- マルコム・スチュアート・ボイラン