燃える密林

劇場公開日:

解説

「南支那海」のパイン=トーマス・プロ1946年作品。ジョフリー・ホームズのオリジナル脚本を製作者のウィリアム・H・パインが監督、「西部の裁き」のフレッド・ジャックマン・ジュニアとルディ・シュレジャーがそれぞれ撮影、音楽を担当する。「ターザン」で知られたワイズミュラーとバスター・クラブが顔を合わせ、「征服されざる人々」のヴァージニア・グレイ以下、キャロル・サーストン、ペトロ・デ・コルドヴァ、ウィリアム・エドモンズらが助演する。

1946年製作/アメリカ
原題または英題:Swamp Fire
配給:セントラル
劇場公開日:1951年3月13日

ストーリー

ルイジアナのデルタ地帯は、ジョニー(ジョニー・ワイズミュラー)ら水先案内人の活躍舞台であった。復員して来たジョニーはふとしたことから富豪の令嬢ジャネット(ヴァージニア・グレイ)にうるさくつきまとわれ出したが、彼は許婚者トニー(キャロル・サーストン)のためにもその誘惑を拒みつづけていた。ある夜彼は誤ってトニーの祖父を水死させたことから自棄になり、村を捨ててジャネットの邸にかくまわれ、彼女の父ヒルトンの部下に雇われた。ヒルトンはこの地一帯を買収し原住民に狩猟を禁じたが、ために村人はすべて彼に反感を抱いた。かねてトニーに横恋慕するあまりジョニーを嫌っていた同業者のマイク(バスター・クラブ)は、村人をアジってジョニーをなきものにしようと図り、ヒルトンの邸に放火した。ジョニーに捨てられたと信じきっていたトニーも、これを見てはいたたまれず現場へ駆け付け、却ってマイクの弾丸に倒れた。一方ヒルトンの非に気づいたジョニーは、ジャネットを振った上でマイクと大格闘してこれをたおし、平和の甦った村でやさしく病床のトニーをかき抱いたのであった。

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