猛闘驀進

解説

「丘に叫ぶ声」「ロンドンの丑満時」と同じくリン・ティン・ティン主演活劇で、アルバート・ハウスン氏の原作をチャールズ・R・コンドン氏が脚色し新進のロス・リダーマン氏が処女作品として監督した。助演者は「大学生活」のドロシー・ガリヴァー嬢、トム・ギャラリー氏及びジョン・ピータース氏である。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:A Dog of the Regiment

ストーリー

米国青年ディック・ハリスンは社用でドイツの富豪ホフマン家に赴き令嬢マリイと恋し合う仲となった。が後日を約して帰米すると間もなく欧州大戦が起こった。令嬢に横恋慕しているエリック・ハガーマンは大尉となり切りに令嬢の歓心を買おうと努めたがマリイはディックとの約を守っていた。ドイツ軍の恐怖の的となっていた連合軍の一飛行機が運拙く射落とされた時、看護婦となっているマリイの愛犬リンティーが駆つ付けると敵将校はディックだったので救い出して放棄された塹壕にかくまった。がエリックに発見され、エリックは恋敵を葬る好機と思い銃殺命令書に将軍の名を偽書した。ディックはしかしリンティーに助けられて逃走し飛行機を盗んで味方の陣地に帰った。エリックは偽署を発見されて罰せられた。平和克服の日ディックはリンティーと共にマリイの許に帰って来た。

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