メリケン万歳爆走の巻

解説

「アフリカは笑ふ」「頓珍漢外交ゼネバ」と同じくバート・ウイーラー、ロバート・ウールジー主演喜劇で、エドワード・カウフマンが作詞作曲のハリー・ルービー及びバート・カルマーと共同して脚本を書き下ろし、「レヴュー艦隊」のマーク・サンドリッチが監督にあたり、「舗道」「お蝶夫人」のデイヴィッド・エーベルが撮影下。助演者は「めりけん音頭」「快賊ディアボロ」のセルマ・タッド、「当たって砕けろ」「頓珍漢嫁探し」のドロシー・リー、「シナラ」のフィリス・バリー、「昨日」のジョージ・ミーカー、「ケンネル殺人事件」のスペンサー・チャータース、「ある日曜日の午後」のジェームズ・バーティス等で、全米ラジオ界の人気歌手ルース・エティングも出演している。

アメリカ
原題または英題:Hips, Hips, Hooray!

ストーリー

絶世の美人をワンサと使って宣伝したけれど、フリスビー嬢の創製した化粧品は少しも売れない。それというのもアンディとボッブという2人組が滅法界もない軽口を弄しながら、味つき口紅というのをさかんに売っていたからであった。フリスビー嬢の子デージーは2人の腕前を信じ込み女主人に報告し彼らの事務所へ訪れる手配を決めた。2人は事務所がないので一流の証券会社クラーク氏を訪ね、甘言を弄して彼を外出させて我がもの顔で占領する。デージーとフリスビー嬢は事務所が立派なので、すっかり信用し、合同する約束をした。その途端にクラーク氏が戻って来るのでボッブとアンディは狼狽して口紅いりの鞄を置いて、クラーク氏の鞄を持って出る。2人が支配人となるので、前の支配人ボーシャンは腹を立てるが、かねて狙っていたデージーがアンディと恋仲になるので復讐のために鞄の中の証券を盗むが、クラーク氏の訴えにより2人が怪しいと思って密告してしまう。2人はいたたまらず逃げ出すが探偵に追われながら方々を放浪する。一方、大陸横断自動車競争が行われることとなり、フリスビー嬢も自分の車を出場させる。ボーシャンは運転手を買収し途中で逃走させる。その時探偵に追われた2人が来掛かり、その車に乗って滅茶滅茶に走らせる。奇想天外な事件が続出したが、2人は首尾良く第1着となって賞金はフリスビー嬢のものとなる。2人が更に喜んだのはボーシャンが証券を盗んだことが発覚して2人の無罪が証明されたことと、フリスビー嬢もデージーも彼らを信じていたばかりでなく、心から愛してくれたことであった。

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