名馬霹靂

解説

「銀の翼」と同じくポール・H・スローン氏が原作及び脚色をし、リチャード・スタントン氏が監督をしたもので、「オーバー・ザ・ヒル」「銀の翼」主演のメアリー・カー夫人、昔懐かしきヴァイオレット・マースロウ嬢の主演。その他J・バーニー・シェリー氏ポール・ウィリス氏等の共演である。母性愛を描いたうちに爽快な競走劇を織り込んである。ヘンドン・スティブンソン氏も主要な役を演じる。デニー氏得意の拳闘大活劇である。

1921年製作/アメリカ
原題または英題:Thunderclap

ストーリー

ベティー・ジャスミンの母は、2度目の夫が賭博者である事を知って、可愛い娘を思う誠心から、苦しいなかを修道院に送り、清い乙女に育てた。その後母は夫に打たれて全身不随となり、僅かに両目を動かす事が出来るだけの障害者にされてしまった。ジャスミンは客を集めるために美しい娘を必要としたので、継子のベティーを賭博者たちの相手にしてしまった。客の1人はジャスミンに不正の手段で4万ドルを奪われたので、24時間以内に其の金を返さなければ、彼の命を貰うぞと脅迫したので、ジャスミンは或る競馬師に4万ドルだせばベティーを妻に遣ると約束した。この男は競馬の日に持馬が勝つ心算で出場させたが、予てジャスミン夫人に同情していたトミーが「霹靂」という名馬を出場させる事を聞いた競馬師はトミーと名馬とを亡き者にして競馬に勝とうとし、トミーの活躍は遂に大競馬に勝利を得て、ベティーと恋を語る身と成った。

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