見知らぬ妻

解説

ベネット・コーエン氏原作の人情劇で、老手ウィリアム・オォーシントン氏の監督になり、エディス・ロバーツ嬢とカッスン・ファーガソン氏が共演せるもの。愛の力によって新しい人生に甦る前科囚の気持ちが同情ある筆で描かれている。ファーガスン氏の演技を米誌は賞賛している。

1921年製作/アメリカ
原題または英題:The Unknown Wife

ストーリー

ドナルド・グラントという前科囚がある工場に雇われてから、速記者のヘレン・ウィルバートンと恋に陥ち結婚する。2人は都へ出たがドナルドが職に離れてからは、再びヘレンが勤めに出た。彼女は結婚していることを黙っていたので、ドナルドをかつて牢へ送った男である今の主人から言い寄られ、果ては夫が前科囚であることまでも知ったが、深くも彼女は夫を愛していたので、やがては困難に打ち克って再び幸福の日を迎えることになった。

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